結婚相談所・苦情・クレーム・トラブルの対処方法
結婚相談所への苦情・クレーム・トラブルを防ぐための対処方法をまとめてあります。
初めて結婚相談所に登録される方でも、以下の事を知る事で、トラブルを防ぎ、安心・安全な婚活をすることが出来るはずです。
●勧誘・セールス・料金に関するクレーム
●会員活動に関する苦情・クレーム ●トラブルになりやすい結婚相談所を見抜くコツ |
結婚相談所や情報サービスに対するクレームや苦情は大まかに
- 強引な勧誘・しつこい勧誘等の営業に関するもの
- クーリングオフ・解約等の契約に関するもの
- 出会えない。お見合いできない等の活動に関するもの
- サクラ等の不信感に関するもの
と言ったものが多くなります。以下その対策をまとめてあります。
1 勧誘がしつこい
2 説明を聞きに行ったら契約するまで帰してくれない
クーリングオフが適用されますので利用して解約できます。消費者センターに連絡しましょう。
3 説明されていない料金を請求された
4 クーリングオフに応じない
クーリングオフの期間内であれば無条件で全額取り戻せます。所属連盟もしくは消費者センターなどへの相談で解決することが多くあります。
5 解約料を請求された
入会時に解約料金の説明、契約書の解約料金の明示がなければ払う必要はありません。
活動に関する苦情・コツ
1 お見合い相手がサクラのようだ
連盟系の相談所であれば、数万人の会員様が実在しますのでサクラなどは必要ありませんし、数万人の中からご自身が申し込んだお見合い相手がサクラの可能性は極めて低いと思います。
現実に行われている可能性があるのは、説明を聞きに行った日に好条件のお見合い相手とお見合いできると説明し当日の入会をさせるパターンです。
この好条件の相手がサクラで実際に交際に至る事はありません。
入会時にまとまった金額を納入する形の料金プランなどを勧める相談所の一部で上記のようなサクラを利用した一部に悪質な相談所があります。
基本的にはサービスを受けた以上の料金を支払う必要はないのです。泣き寝入りせずに国民消費者センターなどの機関に相談してみましょう。
2 お見合いができない
全くお見合いができないと言う状態であれば、まずは登録相談所に相談すべきです。
希望条件と申し込み方の助言、申し込み数とプロフィールの修正のアドバイスなど得られるものは多いはずです。
その助言に従えば、お見合いができないと言うことはないかと思います。
3 体の関係になったが結婚には至らなかった。
結婚相談所では原則、宿泊を伴う旅行や同棲など性的な関係を持つ=成婚 とみなします。
しかし、現実には1つ1つのデートにつき添っている訳でも監視している訳でもありませんからご本人同士しかわからない事も事実です。
性的関係になった後の破局のクレームは100%女性からになりますから、女性が気を付ける事でしか根本的な解決はありません。
突き放した言い方になりますが、女性が自分自身を大事に責任を持つと自覚すればこのような問題は起きません。
一般的には、条件の良い男性が1度2度のデートですぐに結婚を決意したような事を言ったり、ほのめかしたりして性的な関係を求める。という形が多くなります。
どんな男性であれ、結婚という人生の大きな決断は慎重になります。ましてや、好条件の男性であれば余計に慎重になるはずです。
それを1度や2度のデートで、君に決めた。君のような素敵な女性は初めてだ。君と結婚を考える。等と言うのであれば、その言葉は信頼できるとは言えません。
性的な関係を迫られたら、それを断れる事で、相手は何が目的なのかすぐわかります。体だけならその時点で交際は終了になりますし、それだけでないのなら、交際は継続していくはずです。
そのような男性に注意すること、自分自身に責任を持つと自覚することで防げるはずです。
トラブルになりやすい結婚相談所を見抜くコツ
1 契約を急がせる
契約を急がせるのは考えさせる時間を与えたくない訳です。「今だけお得だから」「今日までの割引だから」などというセールストークは気をつけましょう。
落ち着いて考えられたらまずいから急がせるのです。
基本的には一度持ち帰って検討するのが良いでしょう。それを結婚相談所が待てないと言うのならその結婚相談所とは縁がなかったと言う事です。
2 根拠のない数字 他社との比較
自社の成婚率と調べてもいない他社の成婚率の比較や、カウンセラー本人の能力評価の高すぎる相談所は危険です。
目立った外部評価もなく自称凄腕などと言い切れるカウンセラー自身の奢りは決して会員さんの活動にプラスには働きません。
またマスコミなどでの紹介に関しても言える事ですが、当会もテレビもラジオも雑誌にも取材・掲載されていますが、結婚相談業は飲食店などと同様にマスコミの取材対象に非常になりやすく都心部にある相談所であればテレビや雑誌の協力依頼などは珍しくはありません。
雑誌に掲載された、テレビに取材されたと言うのは何の保証にもならない事を知りましょう。
3 活動に保証をする
業暦の浅い結婚相談所が活動に保証や確約をしている場合も注意が必要です。
選挙に出る新人候補が「私が日本を変えます。」等と大風呂敷を広げるのと同じく、現実を知らない為に言える無責任な発言であり実現するケースはほぼありません。
結婚は相手の有る事です。結婚を確約できることは絶対にありません。
創業1年や2年と言う経験の浅い相談所が全国に5000とも6000とも言われる数の相談所が不可能な事を可能にする事などは、漫画の世界ではありえても現実には難しいかと思います。
4 資料請求サイト・口コミサイトでの評価が高すぎる
一括資料請求や結婚相談所の比較サイト、または結婚相談所を斡旋するサイト、個人的に個別の相談所を紹介やお勧めするサイトいずれも該当する結婚相談所からの紹介バックマージンが発生しています。
それを踏まえて資料請求や紹介を受けるのは問題はありませんが、一見中立を装って特定の相談所からの紹介バックマージンを得る為に誇大・偽装の紹介をしている場合が多い事も事実です。
言葉の例えは良くありませんが、繁華街での飲食店の呼び込みと同じ程度の信憑性だと言えます。
上記を参考に是非、間違いのない結婚相談所選びをしてみて下さい。
結婚相談所のセールストーク・勧誘方法
結婚相談所の多くは営利事業者ですので、費用がかかります。
双方の納得、満足のいくものであれば良いのです。
1億円であっても1憶5千万円の価値があれば安いのです。しかし、明らかにサービスと価格の釣り合いが悪い「高額だな」と感じられる相談所も多くあるかと思います。
しかし、何故そのような高額だと感じる結婚相談所に登録してしまう方が後を絶たないのでしょうか?
それは、相談所のセールストークに秘密があります。以下代表的なものを羅列いたします。
1 カウンセラーが魔法を使う事ができると説明
・あなたにピッタリの人を直ぐに紹介できる。
・ほんの少し話せば2人の相性はわかる。
・一目見れば2人の相性は大体わかる。
わが社のカウンセラーは魔法の力を持っていると説明するわけです。
100mを9秒で走るとか、ゴリラをノックアウトした事があるなら、すぐに冗談だとわかるのですが、幽霊を見たと一緒で一目で相性がわかると言うのは、そうでない事を証明できませんから信じてしまいやすいのです。
一目で見えないものを見る力があるのであれば、企業の人事や採用面接など一瞬で終わるでしょうが、現実はそうではありません。 実際の人間関係はそんなに単純なものではないです。
2 入会すればバラ色の活動と夢を見せる
・あなた程の人ならすぐに相手が見つかる。
・あなたみたいな素敵な人なら素晴らしい相手と出会える。
入会によって日々バラ色のファインデー と言う夢を見せ、「そんなに素晴らしい活動ができるのなら少々高くっても仕方ない」と錯覚させる方法です。
現実に見合った金額ではなく 期待値に見合った金額になっている事に気が付いて下さい。
それだけ丁寧に、特別コースなど勧められても一度は持ち帰って冷静になって検討してください。
3 何の為の費用なのかを錯覚させる。
・一生の事にケチってはいけない。
・結婚にケチる人にはケチな相手しか寄ってこない。
とサービスの対価としての説明ではなく意気込みとか覚悟とかの部分に対する対価にすり替える方法になります。
お葬式等でもよく使われているパターンで、「故人も御喜びになられる事でしょう」等と棺桶の値段が高い事=故人の喜び と根拠なく結びつける手法です。
結婚相談所への登録で大事な事
結婚相談所や結婚情報サービスへは説明を聞いたその日に即決したりしない事。
自分に合っているのか落ち着いて考える事。
費用はサービスの対価なのか?全てうまく進んだ場合の期待への対価なのか?考えてみる事。
立派なオフィスは家賃、強い営業は営業マンの人件費まで費用に入っている事。
上記を良く考えてみましょう。もちろん、安いが良いわけでも高いが悪いわけでもありません。自分自身の納得が大事な事です。
結婚相談所から見れば明らかに嘘や偽り・誇大な宣伝・広告であるにもかかわらず、多くの消費者の皆様はその耳障りのよい事を言う結婚相談所や情報サービスに惹かれて登録されている例が多くあります。
結婚相談所の選択には、決して見た目の煌びやかさではなく、宣伝文句の耳障りではなく、本当の意味で地に足の着いたサービスを求めて頂きたいのです。
そして、その地道なサービスの継続こそが皆様の結婚に着実に進む唯一の手段だと考えています。